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三谷幸喜が面白い! [映画・DVD]

 まあ、いまさら何言ってるんだって話ですが・・・。
今までほとんどTVでしか三谷作品は見てなかったのですが、
最近本やら舞台やら舞台のDVDやら見るようになりまして。
ますます彼の天才ぶりに驚いています
今までTV以外で見たのは舞台のDVD「12人の優しい日本人」くらいだったので。
 
ちなみに舞台でやる三谷作品に関してですが、
三谷さんが舞台のオープニングで挨拶することがありますが、(DVDには大体これが入ってる)
彼のそのオープニングトークはとっても面白いし、なにより
普通にめちゃくちゃかっこいい
あれは必見。
 
 
 
 最近家にあったDVDで見た舞台がPARCO歌舞伎「決闘!高田馬場」
はじめて三谷幸喜が歌舞伎に挑戦した作品。
作・演出三谷幸喜、出演・市川染五郎という超豪華な作品。
click!!
あらすじ自体は、有名な「高田馬場の決闘」がベースになってます。
が、三谷幸喜のオリジナル書き下ろし脚本だけあって
いろいろ革命起きちゃってます(笑)
普通じゃありません。
伝統芸能が三谷ワールドに染まっています!
まあ、見てくださいな。
 
 
 
 映画で見れなかったのでDVDでこれも。
 
 
 
 
 
 
まあ、これもあらすじうんぬんというより、面白いから見てくれとしか・・・。
歌舞伎よりこっちの方が三谷作品っぽいです。
歌舞伎ではなんだかんだ言っても多少遠慮があったみたいで
面白いんですが三谷作品っぽさにはやや欠けるかなと。 
こっちはフジテレビと東宝の2社のみで製作委員会を組んでるだけあって
お金も力もはいってます。
 
 
上二つについての詳しい話・裏話が載っているのがこの本。

三谷 幸喜 / 朝日新聞社(2006/09)
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朝日新聞に連載されていたエッセーをまとめたもの。
何気なく見ているシーンにもこだわるプロの方々のお話、
三谷さんと出演者の方々とのお話、飼い犬の話・・・。
普段の三谷さんの輪郭がなんとなく伝わってくる一冊。 
 
 
で、三谷幸喜さんの短編。

三谷 幸喜, 唐仁原 教久 / 幻冬舎(1999/04)
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どこか共感できる
男の悲哀がとてもよく表現されています
だめ男の悲哀がとても愛らしい。

短いけどどこか共感できる。
俺が学んだ7つの真理とは・・・?
 
 
 
最近舞台で見たのが「アパッチ砦の攻防より『戸惑いの日曜日』」
 アパッチ砦の攻防より「戸惑いの日曜日」写真

「The 三谷作品」。
つながりの深い佐藤B作さんと、その奥さんあめくみちこさん、
細川ふみえさん、西郷輝彦さんらが出演。
 
三谷さんっぽい笑いの取り方で終始爆笑の渦を巻き起こします。
普通、笑いは緩急の落差から生まれるといわれますが
これは、人が「笑い」という感情から離れているときに(「笑い」を忘れているときに)
ぽっと面白いことを言われることで、隙を突かれて笑ってしまう
ということがあるからでしょう。
 
三谷さんの場合は笑いの起こる爆弾をいくつも用意し、
それぞれをはじめは別々に使っていくことで、前の笑いのつぼを「忘れた」ころにやってくるので
笑いを取る、というのが得意なパターン。
だから「12人の優しい日本人」にしても、「有頂天ホテル」にしても
「戸惑いの日曜日」にしても、誰もが主人公と言えるような
同じように重要な人物が多く登場するのでしょう。
 
有頂天ホテルで言えば、香取くんの話が途中までいったところで
松たか子さんの話になり、その話がある程度進むと
生瀬さんの話になり・・・
と順番に回ったころに、再び誰かの行動とリンクする形で香取くんが登場。
するとそこで香取君のことが頭から離れていた視聴者は
誰かの行動とつながる「思わぬ」香取くんの登場に笑ってしまうわけです。
 
あと、テレビ・映画で多いのがカット割をしないでずーっとワンシーンで取り続ける手法。
いわゆる長回し。
このほうが役者さんも緊張感をもって臨めるし、視聴者としても
画面が続いてるから違和感なく見れる。
そもそも普段の生活でそんなに視点はころころかわりませんからねw
 
だから舞台でも暗転なしの(場面が変わることなしの)
ずっと同じ場所で延々続く作品が多いのでしょう。
 
 
 
なんやかんやと、言いましたが
要するに言いたいのは、この方は笑いの天才です。
 
この方は作品書くのが遅いほうなので
あんまり作品数が多くないように思います。
うーん、やっぱりこの人の舞台はできるだけ見に行こう・・・。
 
 
 
 
 

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