最近の戦争関連番組について [テレビ]
今年は第二次世界大戦終戦後60周年と言うことで、
各テレビ局で、戦争に関する番組が多く放送されましたよね。
NHKは予算的にも余裕があり、それほど視聴率を気にしなくてもいいため
ドキュメンタリー中心に、数多くの作品を製作されてました。
一方、民放各局は予算的にも制限があり、視聴率第一なので
ドラマを中心に、数少ない作品を少数精鋭といった感じで制作。。
ただ、全体的に共通していたのは、日本の戦争被害を
訴えるものが多かった、ということです。
もちろん戦争被害の深刻さ・戦争の残酷さとか、
60年前の日本のおかれていた状況などは次の世代に伝えていかなきゃ
いけない事だとは思います。。
ただ、そればっかりを放送する、っていうのも考え物です。
日本もこのときのアメリカ同様、
第二次世界大戦まで朝鮮・中国をはじめとするアジア諸国に
多大なる被害を与えてきたわけです。
なのになぜか日本が加害者に回る番組はほとんど放送されない。
マスコミは政府の戦争責任についてのアジアに対する姿勢を非難するけど、
それよりまず、日本が過去にやってきたことも脚色なしに
日本国民に広く認識させることが必要なんじゃないだろうか。
日本国民全体が、日本のやってきたことに関する知識があいまいで、
それに対する意識も希薄なことが、いつまで経っても
戦後問題が尾を引いてる一因になってるんじゃないかな。
(もちろん尾を引いてるのはそれだけの問題じゃないけど。)
マスコミ界全体も政府を批判するばっかりじゃなく、
自分たちももっとこの問題について深く意識をもってほしいです。。
この流れの象徴的だった番組が、8月5日に放送された、
筑紫哲也さん、綾瀬はるかさん出演の、TBS「ヒロシマ」。
この番組内で原爆被害者と、原爆の開発をしたアメリカのアグニュー博士が
広島で対談するという企画がありました。
で、TBSは、アメリカ=加害者、日本=被害者という図式を必要以上に
作り上げようとしていました。
博士のコメントの日本語訳も、僕の目から見てもひどいものでしたし
(TBSのこの番組HPのBBSにもそういう書き込み多数。
公式HPでさえそういう声が多いのだから、実情はもっと多くの人が
同じように感じているんだろうと思われる。)、
被害者が博士に謝罪を要求して、博士がそれを、
「リーメンバー・パール・ハーバーという言葉もある。私は母国に尽くしたことは
後悔していない」というコメントをしていました。
しかし、この番組では博士の発現の裏にあることについては特に言及せず、
ひたすらアメリカ(博士)=悪で、日本は可哀想な存在として描かれていました。
しかし、当時は戦争中で、相手を殺さなければ自分が殺されるかも
しれない、異常な状態なわけです。
それの善悪は別として、そういう状態になってしまった以上、
博士のやった事は一概に責められることではないのでは。。
視点を変えれば日本だって十分「悪」なわけで、
そういうところももっと描いてほしかったな。
そもそも、最近の戦争に関する番組は、アメリカを批判したいのか、
戦争を批判したいのかよく分かりません。
アメリカを批判するんなら、アメリカが日本にやったことと同じように、
日本のやったことも、ちゃんともっと詳細に描いてほしい。
マスコミ各社には偏った内容にならないように、
細心の注意をしてほしいと思います。。
また、国民もそのようなところに日々注意して
テレビ等を見る必要があると思います。。
そんなことを考えていた今日この頃です。。
なんかウトウトしながら気力で書いたんで、ちょっと文意不明なところあったら
ご指摘ください。。お願いします。
戦争を批判してるのかアメリカを批判してるのか・・・。
僕もいま「赤い運命」を見ながら書いています。
結局日本はアメリカの植民地みたいなもんなんですよ。
というか、アメリカには国連も敵わないんです。
だからイラク戦争がおきたんだと思います。
アメリカはとてもプライドの強い国ですから自分のやることが否定されると
なおさら実行しなくてはいけないとおもうんじゃないでしょうか?
(でも・・・、ブッシュとフセインとかが裏で組んでたなんていう話もありますよね。どっかのテレビでやってました。)
世界が団結してアメリカを批判しねkればいけないと思います。
「強い毒をもちすぎた」ってのはこのことですかね?
by ゆう (2005-10-06 22:06)
>ソニックさん、コメントありがとうございます!
そういう大きな流れに、マスコミも流されてるっていうのは
大変悲しいですね。
自分たちが見てる情報も、知らず知らずに偏ったものになってるんでしょうね。
by イチ (2005-10-06 22:57)
戦争はやっぱりだめだよねー
by 吉村和也 (2006-12-13 15:09)
>吉村和也さん、コメントありがとうございます!
ですね。そこは本当に絶対揺るがないところだと思います。
by イチ (2007-01-03 21:09)